
日本美術院の巨匠たちPartⅠー岡倉天心の理念と日本美術院の歩み
日本美術院の巨匠たちPartⅠー岡倉天心の理念と日本美術院の歩み
日本美術院は、明治31年、岡倉天心とその傘下の画家たちにより創設されました。この中心的存在として活躍した横山大観、菱田春草、下村観山らは、古美術に学び、また新時代の息吹を取り入れながら、「日本画」の創造に邁進しました。そこには、欧米に心酔する我が国の潮流に危機感を抱き、伝統と東洋精神を復興すべく美術行政、美術教育を導いた天心の理想が色濃く反映されています。本展示では、大観の初期作品や大観のコレクションから天心、春草、観山の作品を紹介し、その草創期の試みを振り返ります。
20250417-0713