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ごあいさつ

明治、大正、昭和 三代を通じて日本画壇の第一人者、横山大観画伯は、生前から「私の死後この地を個人財産としてでなく、公的な財産として日本美術界のために役立ててほしい」との強いご意志でございました。そのご意志にもとづき、遺族をはじめ日本美術院同人関係者および有志の方々のご協力により、昭和51年11月に、現存の大観邸を財団法人横山大観記念館として一般に公開される運びとなりました。 近世髄一の巨星の遺業を永遠に讃えるとともに、大観芸術の展示により日本美術界はもとより、日本の文化向上発展の一助となることを念じ、今後も皆様方のご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。 公益財団法人 横山大観記念館 代表理事 横山浩一

国指定 史跡及び名勝
横山大観旧宅及び庭園

上野池之端不忍池のほとりにある横山大観旧宅は、木造2階建ての数奇屋風日本家屋です。明治41年(1908)、大観がこの地に移り住んだ当初は仮住まいの小さな敷地でしたが、画家としての名声が高まるにつれ、土地を買い増しし、大正8年(1919)にはほぼ現在の規模に拡張されました。自身のデザインによる京風数奇屋作りの建築と庭園が、大正8年にこの場所に建てられ、自宅兼画室として使用されていました。東京大空襲で蔵や石造物などをの一部を遺して焼失しましたが、昭和29年(1954)に以前とほぼ同じ形で再建されました。大観は亡くなるまでここに住み、制作活動を行いました。
~横山大観旧宅及び庭園は、大観が自ら指示して造営した邸宅及び庭園であり、自然の風情を好んだ大観の思想及び感性が大きく反映されている。実際に創作が行われた場でもあり、庭園内の素材に取材したと考えられる作品も多い。日本の近代の美術史及び造園史の展開を考える上で貴重である。(月刊文化財/平成29年2月号より抜粋)~

天気が良く桜の美しい庭

大観デザインの庭園

上野から程近い大都会の中の400坪の小さな庭園の景色は、訪ずれる人を魅了します。

紅葉が鮮やかな庭
桜が美しい庭
鉦鼓洞から見る庭

展示方法について

この記念館のモットーは、来館者にとって快適な美術館であることです。和風建築の雰囲気を生かし、軸装の作品などは、そのまま床の間に掛けて展示します。靴を脱いで入る日本建築の良さを体験し、大観の細やかな意匠を十分に堪能できる、現代では貴重な空間といえるでしょう。所蔵品は数多いのですが、大観在りし日のまま保存された館内でご覧いただける作品数には限りがあるため、展示替えを三か月ごとに行っています。